現代の職場では、メンタルダウンする人が増えている。
こうした状況は、多くの場合、個々の仕事の進め方に問題があるためだ。
経験豊富な上司はその問題に気づいていることが多いが、嫌われることを恐れて指導を避ける傾向がある。
しかし、指導を避けることが結果的に部下を追い詰めることにつながる。
厳しい指導は、長期的に見れば部下の成長とメンタルヘルスの維持に不可欠なのだ。
なるほど、先回りしてアドバイスしていまうと、部下が育たないという意見も一理ある。
確かに、部下に失敗を経験させることは、学びの機会を提供するために大変重要だ。
しかし、その失敗が大きな挫折につながらないように配慮することが必要あり、上司には適度な挑戦とサポートをバランスよく提供することが求められる。
問題が起こってからでは遅い場合もあるため、やはり平時から厳しく指導することが必要なのだ。
部下の未来を見据え、責め心のない厳しさを持って接することを心掛けよう。