私は人生において特に大切にしている教訓が二つある。
・楽しい人生を送るのではなく、楽しく人生を送ること
・人生において大切なのはバランスを取ること
の二つだ。
一つ目に関しては、大学生の頃、ふとした際にもらったコメントが、なぜか深く心に突き刺さったのを覚えている。
実際は、「美味しいご飯を食べるか、美味しくご飯を食べるか」という言葉だったが、その後自分なりにアレンジし、大切な教訓となった。
二つ目のバランス理論に関しては、人や本から教わったのではなく、自分自身の体験から学んだ。
色々なことに挑戦し、失敗し、成功する過程で、物事は行きすぎてはいけない、バランスを取ることで成り立っていることに気づいた。
しっかりと言語化はしていなかったが、これも大学生くらいの時には自分なりに教訓として確立させていたと思う。
その後、沢山の書籍を読む中で、過去の偉人達からの似たような教えを受け取った。
心理学者のアドラー曰く、「大切なのは何が与えられているかではなく、与えられているものをどう使うか」
明治維新の立役者、高杉晋作曰く、「面白き、事もなき世を面白く」
また、バランス理論においては、長く似たような考えに出会うことがなかった。
しかし、今回読んだ二宮尊徳の本の中で「一円融合」という考え方に出会い、これこそ私が人生の教訓していることを包括した内容であることに気づいた。
自分が信じた教訓が、過去の偉人の教えにもあることに大きな感動を抱き、思考が深まっていくことを感じる。
これからも、言葉に出会うことに喜びを感じていきたい。